設備
自動倉庫や商品仕分けラインなど、倉庫内で使用する大型機械・設備の管理の自社化を進めています。
機械の大型化により、大量に集品ができるようになった一方で、集品機械のトラブルが組合員への商品のお届けに影響を与えるリスクを抱えています。
機械の保守、日常のメンテナンスで停止事故を減らし、安定稼働につなげています。また、部品の調達・交換や修繕を行うことで、機械の延命も行い、物流コスト全体を引き下げることにも貢献しています。
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機械保守・保全
シーエックスカーゴの各事業所では、大型の機械・設備を複数抱えています。これらの機械が常に安定して稼動できる環境を確保するために、大型機械・設備管理の自社化拡大を進めています。保守では、機械がエラー停止もしくは、故障した場合にその原因を取り除き、復旧作業を進めています。保全では、機械の故障停止予防のために、日々の点検、清掃、計画工事などを行っています。
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安全道場
大型機械・設備の保守管理者は、さまざまな施設のメンテナンスを行っており、中には高所など危険な場所も多くあります。新たに入社した社員に対して、安全への意識付けのために、この「安全道場」で事前学習を行います。また、工業高校のインターンシップや社内の研修などにも、この安全道場と、併設する簡易的な物流設備を利用しています。
これ以外にも、メーカー主催の実技講習会に参加し、技術向上に努めています。
整備
整備士不足、大型車両・フルトレーラの受け入れ工場不足などで、必要な整備が間に合わず、自社で賄える運行を協力会社に委託せざるを得ないといったロスを圧縮し、予防整備に力を入れるべく、車両整備工場の運営を行い、計画的な整備で稼働影響を最小限に抑制することに努めています。また、この整備工場は、地域にも貢献できることを目指しています。
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予防整備
車両などに対し、普段から点検やメンテナンスなどを小まめに行い、故障が発生しないように事前の予防を兼ねた整備を行っています。
自社で整備を行うことで、「事前の確認・準備」「計画的な整備」「即時の対応」ができ、ディーラーの受け入れキャパシティなどの影響を受けることや、休車によるロスの削減に努めています。また、自社で整備を行うからこそ交換頻度の高い部品の把握もでき、車両トラブルを未然に防ぐことで、点検・整備以外で車の稼働を止めない整備を行っています。 -
車両整備工場
大型車両から軽自動車までの点検・整備ができる認証工場※です。フルトレーラの整備も行えます。当社で開設した関東整備工場では、主に桶川・久喜・野田・所沢の車両整備を担っています。
※認証工場・・・地方運輸局庁の認証を受け、自動車の分解整備ができる工場です。一定の規模の作業場と作業機械、分解整備に従事する従業員を有することが必要です。
予防保全による安定稼働を実現し、会員生協物流に貢献します
現在全社で、50台以上の大型マテハンが稼働しており、この設備の安定稼働が、弊社の物流品質に大きく影響します。この間、設備管理の充実のために設備職社員の育成と体制を強化する中で、トラブルの抑制とメンテナンスコストの抑制を進めることができています。また、2023年度からは、関東を拠点とした車両整備工場を開設しました。これにより、自社による計画的な車両保全整備をさらに強化し、稼働影響を最小化すべく努めてまいります。
今後も、設備職、整備職ともに専門技術の向上を図り、重故障の削減を進めつつ、コスト面においても、関連部品の効率的な調達を促進し物流コスト削減に努め、全国の生協物流に貢献していきます。
施設管理部 部長 佐々木 洋一