車両不具合の早期発見の知識を学ぶ~整備管理者実務者研修~

 これまでコロナの影響で中止していた「整備管理者実務者研修」を7月13日(木)関東整備工場と本社にて開催しました。約2年ぶりに参加者が一堂に会したこの研修は、全国の営業所の整備管理者12人を対象に、「整備管理者の役割をしっかりと認識し、乗務員が適切に日常点検を実施して車両の不具合を発見できるように指導すること」「車両が安全に運行できるかの可否判断や、必要に応じて整備工場等に整備・修繕の指示ができるように、車両の知識と管理能力を維持向上させること」を目的に実施しました。

 研修ではまず、今年開設した関東整備工場で実車を用いて日常点検の方法を学びました。さらに、整備課長が車両不具合を早期発見するための知識として、➀新ISOホイール、➁エアー系統の確認、③エンジンオイルの管理、④バッテリーの点検について講義しました。参加者からは質問も上がり、整備士と直接話をする機会もあり、多くを学ぶ機会になりました。


各6人ずつに分かれて実技講習を受ける

説明にしっかり耳を傾ける参加者

エンジンオイルを実際に触って粘度を確認する

整備士にナットを緩めてもらいその違いを体感

 その後、本社で座学を行い、整備管理者と補助者の役割・先進安全装置の管理などを学びました。各営業所の状況を聞き取りながら、動画なども用いて解説することで、より管理者に寄り添った研修となりました。

 今回の研修では12人中8人が初参加で、初参加の社員からは「日々の業務では学べないことを多く学ぶことができた。整備工場での点検については、乗務員と情報共有をしていきたい。」「実際にトラックの不具合箇所を見たことがなかったので、今回の整備工場での実技はとても大きかった。乗務員の言っていた単語の意味を明確に知ることができたので良かった。」という声が上がりました。また、これまで参加経験のある社員からは「久々の研修で、学び直しの気持ちで参加した。知識の深堀をすることができてよかった。整備工場を見ることができたのもうれしく、全国展開してくれたらと感じた。」という声が上がりました。

整備課長から質問形式で講義を受ける

座学では改めて役割について学んでいく

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